振り返ってみますと、私が初めてエニアグラムを体験しましたのが、1990年でした。鈴木秀子先生のエニアグラムワークショップを開催し、自らも体験しました。その体験は、衝撃でまさに目からウロコでした。
“人は違う、自分は自分であっていい、他人は他人であっていい!”とストンと腑に落ちたのです。
そこで、翌1991年、“エニアグラムによる人間の多様な価値観の理解”は日本の企業や社会に必要だと考え、独立し、株式会社ヒューマックスを設立しました。ミッションは、エニアグラムを中心にしてリーダーシップ開発、チームビルディング、コミュニケーションの向上を図っていくというものでした。今日まで様々な企業、行政、医療・福祉施設、スポーツチームなどに導入してきました。
昨年は一区切りとして『ビジネスエニアグラム』(七つ森書館)を出版しました。
このような活動を通してエニアグラムの知恵をビジネスや人生に活用し、質の高い生き方をして日本の企業や社会を元気にしていこうとの想いに共感した人たちが集い、一般社団法人ビジネスエニアグラム協会を設立しました。
ビジネスエニアグラム協会は二つのミッション掲げています。
まず一つ目は、「個のwell-being」です。即ち、多様な個が自分らしさに気づいて、自分の可能性を最大限に開発し、他者との信頼関係を良好にしながら、人間的にも成長、成熟していくことを目指していきます。
二つ目は、「組織のシナジーメイキング」です。組織の多様なメンバーがそれぞれ自分らしさに気づいてその能力と可能性を最大限に開発し、相乗効果をあげ、スピード速く一丸となった活動をして組織の価値を最大化することを目指していきます。
どうぞ私たちの活動にともに加わっていただき、ビジネスの課題、人生の課題と向き合い、知恵を出し合い、切磋琢磨しながら人間的成長、成熟を目指していきませんか?
そして、私たちの日本の企業や社会をより活力のある幸福感のあるものにしていきませんか?
木村孝