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タイプと組織

タイプと組織

組織にエニアグラムを活かしていくのはとても有効だと思います。

なので、経営者や人事の方、研修担当の方には特にお伝えしたいと思っています。(^-^)

人事の方がエニアグラムを使える!と思っていただけて、

お問い合わせいただくのは、うれしい限りなんですが…

ご相談されるのが多いのは、

ある部門に、それに適したタイプの人を集めるために、

採用や、配置転換(異動)に使いたい…ということ。

例えば、

技術者として、タイプ5

保育士だから、タイプ2

安全管理部門には、タイプ6

 :

といった感じ。

確かに、タイプをイメージしてもらうため、職業で表したりします。

タイプ1:警察官、教師タイプ

タイプ2:看護師、保育士タイプ

タイプ3:スター、ヒーロータイプ

タイプ4:アーティストタイプ

タイプ5:学者、技術者タイプ

タイプ6:サラリーマンタイプ

タイプ7:エンターティナー、冒険家タイプ

タイプ8:経営者、ボスタイプ

タイプ9:ヒーラー、カウンセラータイプ

組織にもタイプのカラーがあります。

その組織が何を大切にしているか、

その違いがタイプっぽさとして表れます。

でも、その組織や職業が、

そのタイプばかりだったら、どうでしょう?

なんか、ちょっと気持ち悪くありません?(^^;

エニアグラムには、タイプを表すのに、

平面的なタイプの種類だけでなく、

立体的な深さ(健全度のレベル)の概念があります。

健全度が高いときは、どのタイプの人も

自分の考えに固執せず、広く意見を受け入れられるし、

いろんな選択ができるようになってくるので、

(そのタイプの持つ本質的な輝きが現れてはいるものの)

タイプはわかりにくくなります。

一方、健全度が低くなるにしたがって、

せっかくのタイプの持つ良い特徴を「やりすぎる」ことにより

好ましくない特徴に変わってくるんです。

従って、周りから見ると、

考えや言動がパターン化していて

タイプの特徴が色濃く表れてくるので、

とても分かりやすくなってきます。

例えば、

タイプ1は、理想を掲げより良くを目指します。

それがうまくいかないと、

健全度が高い場合、そんなこともあるかと自分も周りも楽しみながら進められますが、

健全度が低い場合、まだ足りないのか!とやりすぎて、

~すべきが強くなり、自分も周りも苦しくなります。

タイプ2は、人の役に立ち、お世話をし、助けることを行います。

それを感謝されないと、

健全度が高い場合、そんなこともあるしねと、お役に立てたことを喜べますが、

健全度が低い場合、まだ足りない!とやりすぎて、

やっぱりお礼や感謝が無いことに怒り、場合によっては攻撃します。

何が言いたいかというと…

組織において、同じタイプばかりが集まるということは、

同じ傾向の人ばかりになるので、

「やりすぎ」の状態になってしまうということなんです。

確かに、みんな得意分野が似ていて、

作業効率も高くなり、方向性や意見もまとまりやすくなるでしょう。

でも、他の視点を入れることができず、

どんどんパターン化し、固執していってしまうということにもなります。

つまり、健全度が低い状態と同じことが起こる可能性が高いということです。

…と、こんな理由で、

同じ部署や同じ職種に、同じタイプの人を集めるのは、賛成しません。(^^;

健全な組織とは、

日々起こる様々な問題に対して、

いろんな考えで、いろんな視点から眺め、検討し、

結果的に、どうするのかを選択・決定してくことができる組織だと思います。

そのためには、いろんなタイプが必要なんですね。

どのタイプも、本質的輝きを持っています。

お互いの違いを知り、認め合い、活かしあう…

それによって、それぞれが輝く…

そんな組織がつくれるといいな…と思います♡

理事:にいみ ひろこ(タイプ1)

ビジネスエニアグラム協会では、定期的に体験ワークショップを開催しています。

体験ワークショップは各タイプの特徴を学び、「自己の理解」「他者の理解」をするエニアグラムへの初めの一歩となっています。

ビジネスの場だけではなく、家族・友人・恋人などすべての「人と人」の関わり合いに活用できるエニアグラムですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

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