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・・・・いい加減に生きよう・・・・

・・・・いい加減に生きよう・・・・

いい湯加減、いい塩加減、いい〇〇加減は良い意味で使われる言葉だ。
然し、人生・生き方・働き方・付き合い方・考え方などなど人が主役になると何故か悪い意味になってしまっている。
本来この「いい・良い・好い加減」は物事の程度を表す言葉で、使われる状況に応じて良い意味でも、悪い意味でも使われている。

私自身若い頃は仕事でもプライベートでも自分が中心で、いいかげんな〇〇は全て許せなかったし、また許さなかった。常に目いっぱい全力で走る事が正しく良い事だと思っていました。
人生も終盤を迎え、終活ではないが残りの人生をどう生き、どう終えるかを考えるようになり、自分の半生というか3/4生位をいいかげんに振り帰ってみました。
今までどれだけ社会に、また自分の周囲に役立ったのか貢献出来たのか、結構真面目に考えてみましたが、考えても解らないし振り返っても過去に戻ってやり直せる訳でもないので、ちょっと脇に置いておいて、残りの??年ほどの人生は自分の為に生きる事に決めました。

そうは言ったものの、この自分の為に生きるというのが、そう簡単な事ではありません。

そもそも自分なる者が良く解からない。だから何をしたいのか、どうしたいのか考えても分かるはずがないのです。
自戒の念を込めて言うなら、今まで沢山の人に迷惑かけて来たし、お世話になったし、時には傷つけただろう。 だけどその分以上に世話もしたし、役にたって来ただろうと言いたいところだが、控えめに言っていいとこプラス・マイナス0として、この先もプラス・マイナス0を目指していければよいだろう、といいかげんな判断で「いい加減」に生きる事に決めた。

私にとっていい〇〇加減は心地良くなければいけない。だから「いい加減に生きる」のも自分にとっても周囲の人達にとっても心地よくなければいけない。

自分にとって心地よく、周囲の人達にとっても心地よい生き方ってどんな生き方?

以前の私を知っている人達には、「ちょっと手抜きしますね」、「ちょっとのんびりしますね」、「ちょっと遅れますね」というところか、でもその分「ちょっと静かにしています」、「ちょっと控えめに言います」、「ちょっとどいています」という感じか。
でも、係る時は変わらず本気ですよってちゃんと伝えないといけないし、そんな私を心地良く受け入れてもらえるか聞いてみても面白い。
初めて係る人達には自己紹介の時に分かってもらえば良い。

いずれにしても私の「いい加減に生きる」を理解して受け入れてもらうしかない訳です。
今、私はこの「いい加減な生き方」を実行に移しています。

まず週休3日、出来る事ならば4日は絶対に確保、何もしなくて良い時間を作り出し楽しむ。楽しみ方はいろいろ。

例えば、出張帰りには一日遅れで帰ってくるようにしています。
帰り途中の姫路だったり神戸だったり京都だったりに途中下車、心地よい無駄な一泊と、好きな珈琲を飲んだり、目的もなくただ歩くだけだったり、たまには好きなお寺をめぐるとか、但し一生懸命は巡らない。こんな感じでちょっと手を抜いて少しゆっくりとした時間を楽しんでいます。

よく、今どんな感じ?心地いいかい?って自分に聴いてみるようにしています。
いいんじゃない、悪くないんじゃないって答えが返って来る時はそのまま、なんかザワザワする時は何か始めるようにしています。

他には、最近は週一位のペースで良く書店へ行きます。
以前だったらまっしぐらに目的のジャンル目的の作家の本を探して、最短で用を済ませて書店を後にしていましたが、今は気が済むまでジャンルにこだわらず作家にもこだわらず、本を眺めてぶらぶらしています。勿論、好きな作家の本は優先ですが他にちょっと気になったタイトルを見つけた時は迷わず購入。結果書店に行く度に2~3冊購入してきます。出張先にも持って行くし、経済的な事も考えてほとんど文庫本です。
思いのほかはまって一日で読んでしまう本もあれば、数ページで眠くなり一月位かかる本もあれば、数ページで放棄、それっきりの本もたくさんあります。

という訳で「いい加減な生き方」を楽しんでいます。

詰まるところいい湯加減やいい塩加減などと同じように「いい菅尾加減」を探す事を楽しんでいるような気がしています。

勿論「いい菅尾加減」は自分にとって心地よく自分が好きになれる加減でなければいけないのですが、同時に関わる人達に「いい菅尾加減」ですねって気に入ってもらえるものでなければいけないんだなって。

何だか、今ビジネスエニアグラム協会で皆で知恵を出し合ってエニアグラムを使って「良い人間関係」とか「シナジーメーキング」とか「Well Being」とか検討していますが、自分自身がどう在るかを理解・認識して、どうするかを周りに分かるように伝えて受け入れてもらうって同じだな~って。

皆さんも「いい自分加減」を探して、創ってみてはいかがでしょうか。

以上「いい加減な生き方」のススメでした。


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