ご参加いただいた方はお分かりだと思いますが、
エニアグラムの体験ワークショップでは、
ちょっとしたゲームをします。
あるものを見て頂いて、
何が書いてあるかをあてて頂きます。
なかなか、最初はわからないのですが、
そこに、フレーム(枠)をつけると、
急に書いてあるものが見えてくるんです。ww
そして、それが一旦見えるようになると、
フレームをはずしても、見えるようになるんですね。
エニアグラムは、このフレームのようなものだとお伝えしています。
人を理解するための、フレームなんですね。
でも、それは、決して人を決めつけるものではありません。
以前、あるカウンセラーの研究会で、
守秘義務を徹底したうえで、
スーパーバイジングを見させていただきました。
スーパーバイジングというのは、
カウンセラーがクライアントさんとのやりとりや関わり方について、
上位のカウンセラーに
相談したり、意見を求めたりする場のことです。
未熟なカウンセラーの場合や
難しいクライアントさんを担当している場合に、
上位カウンセラーの指導を受ける制度です。
そのカウンセラーさんは、
十分な経験も実践もされている方ですが、
あるクライアントさんのことがうまく把握できず、
困っていらっしゃる様子でした。
カウンセラーは、「見立て」といって、
クライアントさんの話される内容から
原因や状況の想定を行って
カウンセリングを進めていきますが、
この案件では、うまく「見立て」ができないのだと。
相手に怒って(非難して)強く出ることがあるかと思うと、
とても繊細で、傷つき落ち込むクライアントさん。
その極端な両面を感じて、
カウンセラーは、クライアントさんがどうしてそんな風になるのかを
見立てられずにいるのでしょう。
でも、それを聞いていて、
私はとても胸が苦しくなるのを感じました。
おそらくタイプ1であろうクライアントさんを
理解できる感じがするからです。
それは、私がタイプ1だからというのはもちろんあるでしょう。
でも、別のタイプだったとしても、
なぜ、そんな状況になっているかが見立てられるからです。
エニアグラムはフレームです。
その人をタイプ1だと決めつけるのではなく、
タイプ1っぽいなぁ。
タイプ1かもなぁ。
だったら、その人の価値観はこんなところにあるかもなぁ。
という、想定(見立て)のもとに、
寄り添いながら、話を聞くことができるのです。
見立ての時間がぐっと短縮され、
クライアントの話してない部分の想定ができるんですね。
カウンセラーだけでなく、
キャリコンやコーチ、コンサル等、
相談業をしているかたには、エニアグラムは特におススメです♡
親や、上司という立場で、
コーチングをされる場合にも。
エニアグラムは、
タイプにあてはめる「レッテル」ではなく、
タイプを通して観る「フレーム」として相手に寄り添うために使うもの。
エニアグラムは、信頼関係を築く、最強のツールです。
理事:にいみ ひろこ(タイプ1)
体験ワークショップは各タイプの特徴を学び、「自己の理解」「他者の理解」をするエニアグラムへの初めの一歩となっています。
ビジネスの場だけではなく、家族・友人・恋人などすべての「人と人」の関わり合いに活用できるエニアグラムですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
詳細・お申し込みは、こちら。 【体験ワークショップ お申込フォーム】