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2020年を思う

2020年を思う

今回は橋本が初めて投稿させていただきます。
後年2020年について、どんな年だったかと問われると、間違いなく、新型コロナに人々の活動のほとんどすべてが影響を受けてしまった特異な年、と言われるでしょう。そして、私にとっても大きな転機となった年でした。今回は2020年を振り返りながら、年の瀬の思いを記します。

思い返せば、本年早々には流行が始まり、緊急事態宣言も出て、各地でのイベントや大会などの人が集まることをはじめ、東京オリンピックまでもが中止となりました。季節ごとの風物詩も、人が動いたり集まったりすることで成り立っていたビジネスも、そして何よりも、会話をすることをも留意しなければいけないようになった生活のスタイルまでも、多くの景色が変わってしまいました。

そうして、当たり前だった日常はすっかり塗り替えられ、活動の制限や自粛が余儀なくされる中で、行動やコミュニケーションが限られることなどに起因するといわれる「コロナうつ」と言われる方も増大しております。従来から周囲との同質性や協調性を求める国民性と言われている日本は、コロナ渦において、過剰に空気を読むことや同調圧力の高まりに、一層生きにくさを感じている方が増えているという閉塞感を感じざるをえず、心が痛みます。
もちろん、働き方改革ともいえる、時間的、空間的な制約が劇的に改善されたオンラインへの移行などの、新たなビジネスも拡大しているというプラスの局面が生じていることも忘れてはなりませんが。

このような環境変化の中で、私も30年近く携わっていた人材育成関連から、キャリアカウンセラーとしての就労支援業務へ、仕事を変えることになりました。現在は、生き方、働き方の転換を迫られることにとどまらず、職を失う方も増加しており、職務経験も、年齢も、性別も全く問うことなく、求職で訪れる切迫した日常を送らざるを得ない方と、日々カウンセリング業務を行っております。そして、こうしたカウンセリングにおいては、エニアグラムを学んでいることが、本当に役に立つと実感しております。

私は、エニアグラムを知ることによって得られる大きな利点は、「人がそれぞれ生まれ持って異なる存在であることについての、受容力と想像力を持てること」だと思っております。エニアグラムを学び、人がどのように違うのかということをベースに人と接すれば、その人の言動について受容することができ、どうすれば、いい関係性を持てるのか、ということが想像できるためです。このことは、実際に、先ほど記した日々のカウンセリング業務においても、実感を持てております。

エニアグラムを知ったことにより、私自身が「みんな違って、それでいい」ということで救われました(タイプ4!)。エニアグラムの理解は、なかなか分かりにくい人間の内面からの違いを知るということにつながり、本当の意味での多様性(ダイバーシティ)を実感することにもなります。そして、全てのコミュニケーションにおいての潤滑油ともいえるものであり、この閉塞感のある生きにくい時代を乗り切っていくための強力なツールであることも、一層確信いたしました。

そんな中で、私はこのたび新たにビジネスエニアグラム協会の理事を拝命いたしました。ビジネスエニアグラム協会は、オンラインをフル活用しながら、エニアグラムの持つ無限ともいえる可能性を追い求め、その普及に真摯に取り組んでいると自負しております。
対人関係のストレスから少しでも解放され、日常生活でも、ビジネスにおいても人間関係からくる諸問題が軽減されることを強く願っており、少しでもエニアグラムの素晴らしさが広がりますよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

PS.全く私事で恐縮ですが、11月に私が趣味で参加している男性コーラスの合唱祭が開催され、私の大好きな中島みゆきさんの「時代」を唄い、こころに沁みました。

今はこんなに悲しくて 涙も枯れはてて もう二度と笑顔にはなれそうにはないけど
そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ きっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう

このブログが掲載される2020年も残り僅かなこの時点で、コロナウイルスの感染拡大は続いていて、収束の兆しは全く見通せません。私自身がコロナの影響について、少々過敏になっているかもしれませんが、少しでも早く感染収束に向かい、マスク姿から解放され、「時代」の歌詞が必要のない時代を、少しでも早く迎えられることを願っております。


理事 橋本淳一郎(タイプ4)


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