ビジネスエニアグラム協会では会員同士のコミュニケーション場の一つとして、「タイプミーティング」を毎月開催しています。
コミュニケーションの際の特徴として、自分の意見をはっきり言う「主張タイプ(T3,7,8)、議論にエネルギーを使いたくない「遊離タイプ(T4,5,9)」、先ず相手の話を理解しようとする「融和タイプ(T1,2,6)」があり、今月は、「融和タイプ」を取り上げました。
「融和タイプ」の人たちに、どのような意識を持って相手に対応しようとする傾向があるかを話してもらい、他のタイプからの質問や違い等を話し合い、そのプロセスで、それぞれのタイプがもつ視点や感じ方の違いがはっきりとみえました。
一部を紹介しますと、融和タイプのT1は、理性的に相手の意見を聞いてから、合理的に考えて話を進めようとします。T2は、にこやかに相手の気持ちをやわらげ親近感をもって相手の話を聴こうとします。T6は、場の雰囲気を乱さないように相手に対応するように話を聴こうとします。 しかし、このように先ずは相手の気持ちを優先しようとしますが、相手が誠実な態度を示さないと、いきなり主張タイプのように相手を責める態度に変容することが多くあり、参加者もその経験を持っていました。
他には、T5とT2の違いからくる相互理解の際に、感情センターのT2が「思考センターのT5には、自分の話や気持ちが通じにくいと感じる」というと、T5は、「それはT2が、T5が理解できるように話さないからだよ」と返答。それに対して、T2が「T5は、感情を横において合理的に理解しようとするので、T2の伝えたいことを気持や感情も一緒に受け取ってくれないよね」と発言。参加メンバーはその会話の中にタイプによるコミュニケーションの違いに気づきました。そして、T5は感情に向き合い、T2はロジカルに伝えることを意識することで、それぞれの健全性が高まりT2とT5の相互理解が進むことに納得したのでした。エニアグラムは本当に面白い。
ビジネスエニアグラム協会では各種イベントを毎月開催しております。
他のイベント開催は、このWebサイトでもご案内いたしますので、是非ともご参加いただければと存じます。